~  “黄泉比良坂”  葦原中国(人間の住む世界)と黄泉の国(死者の世界)を繋ぐ黄泉路  ~ 
 
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これは友達の友達から聞いた話なんですが。

今から数年前
とある踏み切りで一人の女性が列車に轢かれて命を落としたんですね。
列車に巻き込まれた女性は一目で即死だって分かるほど
身体がバラバラになって飛び散ってた。
警察が死体の破片を集めたんですけど
彼女の左足だけはついに見つからなかったそうです。
だから彼女はね
自分の左足を探しつづけているんですって。
その日からずっと。

この話を知ってしまった貴方。
これから3日以内に彼女は貴方の夢の中に現れます。

『私の左足を知らないか?』

左足の無い女性の問いに答えてはいけません。
ただ

『カシマさん』『カシマさん』『カシマさん』

三度、彼女の名前を唱えるんです。
そうすれば彼女は消えてしまいますから。
もしこの名前を唱えなければ、貴方は彼女に左足をもぎ取られてしまう事でしょう・・・。






このお話が都市伝説の定番
“カシマレイコ”のお話。
“口裂け女” “トイレの花子さん”といった都市伝説の絶盛期、1970年代に伝播したこのお話。
色々な亜種があるお話で

‘足の場所は名神高速と答えると、誰に聞いたか問われるので『カシマレイコさんに聞いた』と答えなければならない。’
‘女性の霊が現れたら『カは仮面のカ、シは死人のシ。マは悪魔のマ』と答えなければならない。’

などまぁ地方によって呪文やシチュエーションに色んなバリエーションがあるんですが
基本的には身体の一部を失った女性の幽霊が、話を聞いた人の元へやって来るというもの。


これは個人的な考えになるんですが
この都市伝説には、興味深い点が三つあるんです。

一つ目は他の現代妖怪とは違い“カシマレイコ”は向こうからやって来るという事。
‘口裂け女’然り
‘トイレの花子さん’然り。
現代妖怪の多くはこちらが向こうの領域に足を踏み入れてしまう事によって
思いがけず‘遭遇’してしまうもの。
でもね。
“カシマレイコ”は話を聞いてしまった全ての人の元へやって来るんです。
安全な場所なんて無いんです。




そして二つ目は。
“カシマレイコ”の話には呪いが掛かる条件と解除する条件があるという事。
轢死した女性の話を聞く事により呪いは生まれ
呪文を唱えるといった一定の儀式を行うことにより呪いは解除される。
地方によっては何人かの人に同じ話をすれば呪いは解けるというものも。
この一つ目と二つ目の特徴。
これは正に
ビデオテープを見ると貞子の呪いが掛かり
ダビングしたテープを他人に見せると助かる。
あの『リング』のルーツとなったと思われる点ですよね。

この都市伝説はね、あの‘不幸の手紙’なんかにも共通性があるんですよね。
あの‘不幸の手紙’もね
元々は‘幸福の手紙’だったんです。
届いた人はさらに5人の人に同じ手紙を送れば幸せになれる。
大して拡がらなかったあの手紙もね。
内容が
送らなければ不幸になる。
となった途端に爆発的に拡がったんですよね。

“カシマレイコ”の話にはね。
迫り来る恐怖に対する不安とね
逃げれらないっていう絶望感が込められてるんです。
だからね、拡まるんです。




最後に三つ目。
最も興味深いのは
“カシマレイコ”の話には忌み名の存在あるという事。
以前ご紹介しました通り“忌み名”とはそのモノの本当の名前。
その名を呼ぶ事によって、この妖怪は力失い消えうせてしまうんです。
ケガの部位、死んだ場所なんかは地方によって違えども。
この妖怪の真の名は“カシマレイコ”なんですね。
これは民俗学的にもすごくおもしろい点ですよね。



このように“カシマレイコ”の都市伝説にはね。
民俗学や都市伝説の要素がいっぱい詰まってるんです。
あちらの世界に踏み込みかけてる人にとっては
本当に興味深い内容なんですよ。

今日のこのお話をご覧頂いて
“なるほどなぁ”
って思われた貴方。
おめでとうございます。
これで貴方もあっちの世界へ一歩近づきましたね。。。








お人形っていいですよね。
なんていうか置いておくと部屋が明るくなるっていうか。
キレイな人形とか格好いい人形とか飾っとくと、なんかうれしい気分になりますよね。
貴方の部屋にも一体はお有りになられるでしょう?

でも人形ってね。
元々は“ヒトガタ”って言って
“人の形を模したモノ”
を指し示す言葉なんですよね。

もしも霊魂って存在があったとして
自分がそうなってこの世を彷徨う事になったとしたら。
私だったら間違いなく“ヒトガタ”に宿ろうって思いますけどね・・・。





このお話はですね。
もうだいぶ前のお話になっちゃうんですけど
私の同級生のSちゃんて人が成人式の日に話してくれたお話なんです。

Sちゃんっていうのは私の地元ではちょっと有名な家柄の娘さんでして。
まぁいわゆる地元の名士っていうんですかね。
昔から続く由緒正しい家系なんですよ。
だから家の中には骨董品とか何とか結構貴重なものがあったそうなんですよ。
で、その中の一つにね。
古い‘市松人形’があったそうなんです。

市松人形



昔はね。
母親が娘さんに渡す着せ替え人形として定番のものでしたから。
どこの家にも大体は有ったんですよ。
そういうのがSちゃんの家にはまだ残ってたんですね。
その人形がね、Sちゃんの部屋のタンスの上に飾ってあったんですよ。

子どもの頃からSちゃんその人形が何か恐くて
よくお母さんに嫌だって言ってたらしいんですね。
でもその人形は代々受け継いで来たもので
お婆ちゃんの形見でもあった。
『お婆ちゃんが見守ってくれてるんだよ。』
って言ってずっと部屋に置いたままになってたんですね。
Sちゃんは普段はその人形出来るだけ見ないようにしてたそうなんです。

それがSちゃんが中学二年生になったある日の事。
たまたまテレビ見てたら
“チャイルドプレイ”
って映画がやってた。
この映画っていうのがとある人形に殺人鬼の魂が入り込んで
殺人を繰り返すって内容のもの。
この映画見てしまったSちゃん
急にタンスの上に飾ってあるあの市松人形のことが恐くなったんですね。

“もしかしてあの人形、動き出すんじゃないかな”

恐くなってきたもんだから
人形を壁の方に向けて置きなおしたんですね。
人形が背中向けて顔が見えなくなると恐さがまぎれた。
Sちゃん少し安心して
鏡使ってお顔の手入れなんかし出したんですね。
もうお年頃ですからね。
お肌の手入れして
眉毛を抜いたりして・・・

そしたらふと鏡に映るあの人形に気が付いた。
鏡の向こうSちゃんの背中越しに
あの人形がこっち見てる。

『え?』

急いで振り返ったけど
人形は壁の方を向いたままじぃっと立ってる。
Sちゃん恐くなって布団潜り込んで電気点けたまま寝ちゃったんですね。

・・・その夜。
Sちゃん夢を見た。
あの人形がすごい形相でSちゃんの首を絞める夢を。

朝になってSちゃんが目を覚ますと。
首には誰かに絞めれたような痣が出来てて
あの人形、正面向いて立ってたそうです。


もう我慢出来なくなってね。
Sちゃん泣きながらお母さんに
『あの人形どっかやって!』
ってお願いしたんですね。
あまりの事にお母さんも流石に分かったって言って。
人形を物置の中にしまって
ガラスのケースを被してくれたんですね。

『これでもう人形どこにも行けないから。』

その日の夜はSちゃんお父さんとお母さんと同じ部屋で寝たんですね。
‘お父さんもお母さんも傍にいてくれる。もう大丈夫だ’
ってそう思って安心してゆっくり眠りに落ちて。。。



 ・・・ズキィ!


急に足に痛みを感じてSちゃん目が覚めたんですね。

そしたら

目の前にあの人形がある。

『あの人形が来た!!』

Sちゃん一瞬そう思った。
でも、それは違うって事にすぐ気が付いたんですね。
あの人形が来たんじゃなくて
Sちゃんがあの人形のとこに自分で来たんだって事に。
目が覚めた時、暗い物置の中でSちゃん
割れたガラスケースの中に手を突っ込んだ状態で立ってたそうです。
床に飛び散ったガラス踏んだ痛みで、Sちゃん目が覚めたんですね。





『あの時はね』

Sちゃん、この話をしてくれた後に言ってました。
『結局自己暗示に掛かってしまってたみたいなのよね。』
『恐い 恐いって気持ちが人形が動き出すんじゃないかって不安に変わって。』
『夢遊病みたいに寝てる間に、自分でガラス割ったり人形動かしたりしてたみたいなんだ。』
こういった情緒が不安定な年頃の少女にはままある事らしくて。

流石に心理学を専攻してるSちゃんらしい考えだなって思って
『きっとそうだね。』
って私その時は言いましたけど。

ほんとはね。
そうじゃ無いと思ってるんですよ。
だってね、Sちゃんは言ったんですよ。
“割れたガラスは外に飛び散ってた”
って。
もしもSちゃんがガラス割ったんならね。
破片は内側に飛び散るはずでしょ?
あの時ガラスはね。
内側から割られてたんですよ。


あの市松人形にはね。
お婆ちゃんじゃない“良くない何か”が憑いてたに違いないって。
私は今でもそう思ってます。







‘トイレの花子さん’
学校の女子トイレの奥から三番目の個室を特定の方法でノックすると
“はぁ~い”
って返事をするおかっぱ頭で赤いスカートを履いた少女の幽霊。
もう誰もが知ってる超有名人ですよね。
学校の怪談を語る上で欠かせない存在の彼女。
実は1950年代から存在してたお話らしいんです。
元々は‘三番目の花子さん’って呼ばれてたそうで。

なんていうかトイレっていうのは広い学校の中で、個っていう周囲と断絶された空間に置かれる数少ない場所じゃないですか。
それに霊って水場に集まるって言いますし。
怪異が生まれ易い場所なんでしょうね。

もちろん居ましたよ、私の学校にも‘トイレの花子さん’が。
これは私の友人のお姉さんが教えてくれた話なんですが・・・。




[“トイレの花子さん”]の続きを読む
今宵のお話を綴らさせて頂くにあたりまして。
先日ご紹介しました“赤真似”“チャイム”の件はご覧頂けましたでしょうか?
もしまだだって方。
どちらも短かいお話ですので、少々の時間を下さいな。
まずは“赤真似”をご覧頂いて
そして“チャイム”をご覧下さい。




ご覧いただけましたか?
では、続きをどうぞ・・・

[“都市伝説が出来るまで”]の続きを読む
ついこないだの話なんですが。
私の友人のK田さんって人が不思議な体験をしたそうです。

K田さんは京都にとあるマンションに住んでる方なんですけど
10日ほど前の午後、家にいたら
“ピンポーン”
ってチャイムが鳴ったそうなんです。
だいたいそんな時間に来る人なんてセールスかなんかで
知り合いだったらまず電話してくるじゃないですか。
だから無視してたんですね。
そしたらしつこく何回もチャイム鳴らしてくる。

あんまりにもしつこいからどんなヤツか見てやろうと思ったそうなんですね。
で、玄関の隣の部屋にある小窓のカーテンの隙間から玄関を覗いてみた。
それでびっくりしたそうです。
玄関の前に居たのは2mはあるかのような大きな人。
それが腰まげて覗き穴を反対に覗いてる。
なによりも異様なのが。
その全身が夕日浴びたみたいに真っ赤だったそうです。


『嘘じゃなくてホントなんだよ、信じてくれるかい?』
ってK田さんに言われて私、
『もちろん信じますよ。』
って答えましたよ。
理由はまぁ、言いませんでしたけど。



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