~  “黄泉比良坂”  葦原中国(人間の住む世界)と黄泉の国(死者の世界)を繋ぐ黄泉路  ~ 
 
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今から10年ほど前の事なんですけど。
私、海の家でアルバイトをしてたんですね。
だからでしょうか?
このお話はなんだか印象に残ってるんですよね。。。



これは私の知人のK君って人が大学1年生の時に体験したっていうお話。
ずっと前のお話なんですけど。
K君、大学が夏休みに入ったので何かアルバイトをしようって思ったそうなんですね。
で、アルバイト情報誌見ながら
『いいの無いかな』
って探してると、日本海のとある民宿で住み込みのアルバイトを募集している。
夏休みは予定も無かったし、海が好きなK君は“これだ”って思ってすぐ電話したんですね。

  プルルルル

『はい。民宿○○です。』
年配の女性の声が。
K君、アルバイト情報誌見て電話したって伝えたんですね。
そしたら向こうは人手が足りなくて困ってるので、是非とも来て欲しいって。
いつからこれますか?って聞かれて、
“明日から行きます!”って答えたそうです。


次の日になって。
目が覚めてみると何だか体がダルい。
“風邪でも引いたかなぁ”
なんて思いながらも、今日から行くと言っておいて今更日にちを変えて欲しいとは言えない。
荷物持って駅に向かったんですね。
でも、駅に近づけば近づくほどだんだん体が重くなってくる。
頭がぼうっとして来て、間接が痛くなってくる。。。
駅に着いた頃にはしんどくて歩くのがやっとの状態に。
トイレの鏡を覗き込むと、目の下にはクマが出来て唇は真紫色になっている。
“さすがにこれはムリだ。”
そう思って民宿に電話したそうです。

『はい。民宿○○です。』

昨日と同じ女性が電話に出たので、K君自分の状態を伝えました。
そしたら、
“もし良ければウチで体が楽になるまでゆっくりしてくれていい。温泉も引いてますから。”
って。
このバイトがダメになれば、次のが見つかるとは限らないし。。。
K君その通りにすることにしたそうです。


重い体を引きずって、ホームに辿り着くとちょうど電車が到着してきました。
“良かった。いいタイミングだ。。。”
そう思って電車に乗り込もうとすると。

‘ガツッ’

急に腕を掴まれる感覚が。
振り向くと、老婆がK君の手を掴んでいる。

『乗ったらいかん。』

すごい力でK君を引っ張る。

『離して下さい。この電車に乗らないと行けないんです!』
K君の叫びを無視して老婆はグイグイとK君を引っ張り戻す。
とても老婆とは思えない力で。

『乗ったらいかん!お前は魅入られちょる!!』

結局ホームの入口まで引き戻され、その間に電車は行ってしまいました。
『あんたのせいで電車に乗れなかったじゃないか!』
老婆にそう怒鳴ると、

『お前は魅入られちょった。乗ったらいかんかったんじゃ。』

ぐっとK君を睨み付けてくる。
“なんだ、危ないババアだなぁ。”
そう思ってさっさとその場を離れたそうです。

“とにかく民宿に電話しないと。。。”
そう思って公衆電話まで向かおうとすると、先ほどまでが嘘の様に体が軽い。
途中トイレで顔を映してみると、顔色もすっかり元に戻っている。
不思議だなぁと思いながらも民宿に電話すると。

『この電話番号は現在使われておりません。』

・・・あれ?
何度掛け直しても同じアナウンスが。
ついさっきまで繋がったのに。
仕方なく、一旦家に戻ったそうです。


そして家に戻り、民宿のある観光協会に電話してみると。

『○○民宿は、現在は営業していません。』
『2週間前に強盗殺人があり、経営していた老夫婦がお亡くなりになられましたので。。。』

K君、愕然としたそうです。




『でもな。』
この話をしてくれた後でK君が言ってました。
『観光協会の人、あの民宿にはもう誰もいないって言ってたけどあれは間違いだよ。』
『いたんだよ、あの民宿には。あの老夫婦がずっと。・・・もしかしたら、今も。』
って。



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コメント
この記事へのコメント
すごい能力をもったおばあちゃんですね。

しかし、
何の関わりもない人を助けるとは
今どきの人にしては親切です♪

僕も明日あたり、
電車のホームで人が乗るのを
ジャマしてみようかな?

そう思いました☆
2007/02/15(木) 22:45 | URL | ちょんちょん #-[ 編集]
Re:ちょんちょんさん
このお婆さんが一番不思議ですよね。

ちなみに、このお話の亜種としてあの福知山線の列車事故に遭った車両。
あの車両に乗ろうとした人がお婆さんに呼び止められて難を逃れたってのがあります。
2007/02/15(木) 23:05 | URL | ヒロシキャッツ #-[ 編集]
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