~  “黄泉比良坂”  葦原中国(人間の住む世界)と黄泉の国(死者の世界)を繋ぐ黄泉路  ~ 
 
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※今宵のお話は単なる私の愚痴です。

 面白くもなんとも無いので遠慮なく読み飛ばして下さい。








私の学生時代の友人で、S君って人がいるんですね。
なんて言うか少し変わった人でして、あんま人と関わるのが好きじゃないっていうか。
休み時間なんかも教室でずっと一人で本を読んでるようなコだったんですよ。
その影響なのかどうかは分かんないですけど
憂いを帯びた叙情的な言い回しをよくする人で
私そんな彼の事がけっこう好きで、なんだかんだ仲良くしてたんですよね。
でも卒業して地元を出てからは自然と会うことは無くなっちゃって。。。


それが今からちょうど半年前の9月の終わり
そのS君からね、久し振りに電話があったんです。

『久し振りだね。』

ほんと10数年振りの事でして、一瞬“なんかの勧誘かな”って疑ったりもしたんですけど。

『なぁ、君ってオカルトとか詳しかったよね。』

聞いてみると、最近不思議な夢を見るんだって言うんですよ。
その夢っていうのがね。
天井も壁もまっ白い部屋の中。
気が付くとS君は肘掛の付いた椅子に座ってる。
で、S君の向いには男が同じように椅子に座った男がこっちを見てる。
ただS君と違うのは、その男のカラダには鎖のようなものが巻かれていて椅子から動けないようになってるんだそうです。
その男がね。
S君を見てニヤニヤいやらしい笑い方をしながら、何かを語りかけてくるんだって言うんです。
で、S君はその男に対して必至になってなにかを怒鳴ってる。
そんな夢をね。
ここ1ヶ月ずっと見続けてるっていうんです。

『夢の中で僕はすっごく怒ってるんだ。』
『でも目が覚めると、何も覚えていないんだ。』

正直ね。
私にそんな事を言われてもどうしょうもないなって思いましたよ。
でもね。
どんな形でも頼って来てくれたのは嬉しかったし
話を聞くだけでも少しは気が晴れるんじゃないかなって思いまして。
私、聞いたんですよ。
少しでも覚えてる事は無いの?って。

そしてらS君

『なぜだか分からないけど、目が覚めると話してた事をまったく思い出せなくなるんだ・・・』
『でもひとつだけ忘れられない事があるんだよ。』
『あの男の片方の口の端だけを吊り上げた笑い方と、そこから見えるうす汚れて尖った犬歯が気持ち悪くてたまらないんだ。』

って言ったんです。


それからしばらく。
3日おきくらいにS君から夢についてのメールが来るようになったんですね。
相変わらずS君はあの夢を見続けてたみたいで
内容はいつもと同じ夢についての事。
“あんま気にすると良くないよ。”
ってそんなやりとりを続けてたんですね。

それが忘れもしない12月10日の深夜。
急に私の携帯が鳴り出したんです。
それはS君からで、時計の針は午前4:00過ぎを指してました。
“こんな時間になんだろ。”
寝ぼけながらに電話に出ると

『聞こえたんだよ。』


イキナリS君が喚きだしたんです。
S君の大声なんて初めて聞いた気がしてびっくりした私は

『なに?なにが聞こえたん?』

って言うと

『さっきあいつ言いやがったんだよ。』

『いよいよ明日だなって!』


『なぁ・・・僕はどうにかなっちうまうのか。』


S君がそう言った途端。
“ブチッ”
って電話が切れたんです。
すっかり目が覚めた私はすぐに電話したんですけど

【お客様のおかけになった電話は電波の届かない・・・】


次の日になっても
その次の日になっても。
S君は電話に出なくなったんです。




私、すっごくS君のこと心配にだったんですけどなんせ連絡がつかない。
でも携帯の番号は変わってないみたいだし
最悪の事態にはなっていないハズ。
私も自分の生活がありますから
そう自分に言い聞かせてたんですけどやっぱ気になって。
こないだ地元の別の友人に電話したんです。
“S君どこにいるか知ってるか?”って。
そしたらその友達に言われたんですよ。
『お前何言ってんの?』
って。
『Sなら家の仕事ついでずっと実家にいるだろ。』

 

 


拍子抜けでしたよ。
せっかくこのブログ読んで頂いてる皆様にも誠に申し訳ないんですが、
結論としては何も無かったんです。
ただS君って人が変な夢を見たってだけの話で・・・。
S君は何事もなく、あれからも普通に地元で生活していました。
というのもね。
実は昨日、彼に会いに行ってきたんです。

S君の実家の自転車屋、そこに彼はいましたよ。
もう10年ぶりくらいなのでだいぶ雰囲気は変わってたけど、間違いなくS君。
なんかアルバイトっぽい女の子と話してるところに
『やあ。』
って声を掛けると、
なんだか不思議そうな顔をしてこっちを見るんですね。
気分悪くなって
『なんだよ。僕だよ。○○だよ。』
って言うと
『へぇ。○○か。』
って知らないヤツみたいに言うんですよ。
ぶっきらぼうな言い方で、オンナの前で格好付けてるのかなって嫌な気分になりながらも
『夢の話はどうなったの?連絡もつかなくなって心配したんだよ。』
って言ったらね。
途端に口の右端を吊り上げて、人を馬鹿にしたような下品な笑い顔をしながら
『あぁ。それならもう終わったんだよ。』
って言ったんですよ。
もうすごく気分が悪くなって。
私すぐに帰りましたよ。



ほんとにね。
せっかくブログを読んで頂いてる皆さんには申し訳無いと思ってます。
このブログの趣旨からもずれてますし、載せるべき内容じゃないって分かってるんですけど。
でも誰かに聞いて欲しかったんですよ。
だって私、ほんとうに心配してたんですよ?
なのにあんな人を馬鹿にしたようなイヤラシイ笑い方して・・・。



・・・あれ?
そういえばS君・・・。
あんな八重歯あったっけ・・・??



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