~  “黄泉比良坂”  葦原中国(人間の住む世界)と黄泉の国(死者の世界)を繋ぐ黄泉路  ~ 
 
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私ね、携帯電話ってどうも苦手なんです。
だって相手の表情が見えないじゃないですか。何してるのかも分からないし。
それに受話器から聞こえてくる声って、なんかいつもと違う感じがしませんか?
今、電話器の向こうにいるの本当は・・・って思うときがあるんですよね・・・。


これは私の知人のS君が話してくれたホントにあったっていうお話。
S君の会社の同僚のKさんって人の体験談です。

このKさんって人、実家が日本海に面した場所でして(場所を言ってしまうとちょっとアレなので伏せさせて頂きます。)夏には海水浴客で賑わう所なんだそうです。
で、お盆なんかは帰省する人や海水浴に行く人達の車で結構な渋滞になるらしく。
だからKさん、この時期に実家に帰る時はいつも深夜に出発してたそうです。

今からちょうど5年前のお盆のこと。
Kさんが例年のように深夜に国道を走り、例年のように途中にある道の駅に立ち寄ると。
自動販売機の前に一人の女性の姿があったそうです。
‘こんな時間に何をしてるんだろう’
なんとなく女性の方に目をやると、向こうもこちらに気付いたらしく軽く会釈をしてきて。
話してみると、彼女はKさんの隣町に住んでるらしく、せっかくだからまた遊ぼうよってことで電話番号聞いてその場は別れたらしいんですね。



それから3日後、Kさんが実家から大阪に向けて車を走らせていると。

“プルルルル”

携帯がなっている。
見ると、こないだの女の子から。

『もしもし、どうしたの?』

聞くとどうやらその女の子、車のバッテリーが上がってしまったらしい。
で、どこにいるのって聞くと、前に出会った道の駅の辺だって言うんですね。
Kさんちょうどその辺にいたんで、

『そこまで行くよ』って。

電話繋いだまま女の子の言う通りに国道を逸れて、山道に入っていったんですね。
でもね、女の子がいう場所まで辿り着いても車の姿が見えないんですね。
‘おかしいなぁ’
って思って車を停めて周囲を見回そうとすると、

“ブツッ”

って急に電話が切れたんですって。
Kさん、すぐに掛け直したんです。
そしたら。

“プルルルル”

呼び出し音がする。
でも、それは受話器からだけじゃなくて周囲から聞こえて来ている。
どうやら女の子はすぐ近くにいるらしい。
Kさん音のする方を辿って藪の中へ入っていったそうです。
そしたら。
藪の中にポツンと一台の車が。
でも、それはボロボロの廃車で何年も前からそこにあるらしく、錆びて苔が張り付いてたそうです。
なのに・・・。


呼び出し音はこの車の中から鳴っている・・・!


‘これ、ヤバイなぁ’

Kさん急いで車に戻り、その場を逃げ出しました。

次の日警察に通報すると、藪の中の車から、女性の白骨死体が見つかったそうです。




S君にこの話聞いたとき、
『ホントの話なの?』
って私聞いたんですね。
そしたら、S君。
新聞にも載ったらしいけど、見てないから分かんないって。
でも、あれ以来Kさんが深夜に車に乗ることが無くなったのは事実だよ。って。

それ聞いて、なんとなくホントの事なのかなと思いましたねぇ。



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