~  “黄泉比良坂”  葦原中国(人間の住む世界)と黄泉の国(死者の世界)を繋ぐ黄泉路  ~ 
 
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中世のヨーロッパにおいて。
一人のエクソシストが悪魔払いをしている最中
悪魔憑きとされた少年が命を落としたそうです。
このエクソシストは裁判に掛けられ
少年の死因はエクソシストによる監禁・鞭の使用による外傷からくる衰弱死であるとされました。
そして検事により贖罪を求められたのです。
“この男のしている事は詐欺行為である。”
“悪魔なぞは存在しない。”
しかしこの言を受けたエクソシストは裁判に立ち会った全ての人に対し、こう言い放つのです。
“では貴方がたは、この少年の奇行の全ての理由を説明出来ますか?”
“どなたでも結構です。この世に悪魔が絶対に存在しないという事を証明出来ますか??”
そして検事も、傍聴席に居た誰もが何も反論出来ない事を確認したエクソシストは
高らかにこう宣言したのです。

“誰も悪魔の存在を否定出来ない。これこそが悪魔が存在する事の証明である。”


と―。






もう何年も前の話になるんですけど。
近畿地方のとある地域に有名な‘お化け屋敷’があったんですね。
三階建ての洋館で、結構大きなお家だったんですけどね。
ある時にそこの一家が強盗に皆んな殺されてしまって。
その後誰も買い手がつかずにいつのまにやら‘お化け屋敷’として有名になって・・・。
ほんとにね。
有名なトコでしたから。
知ってらっしゃる方は多いんじゃないかなって思います。
そこへね。
I君って人が友達連れて肝試しに行ったんです。


その日はね。
すっごく雨が降ってて。
“日を改めようか。”
って話もしてたんだけど、せっかくみんな集まったんだし。
結局みんなで車乗ってその‘お化け屋敷’に行く事になった。
国道から少し脇道に逸れた場所にあるその洋館の前に車を停めて、
外から‘お化け屋敷’を眺めてみた。
案外キレイな建物で、期待してたような‘お化け屋敷’って感じじゃない。

『中に入ってみようぜ。』

完全に不法侵入ですけどね。
まぁ、そこは若気のいたりというか・・・。
I君が玄関のドアに手を掛けてみると

“ガチャ”

ってドアが開いた。
家の中は月明かりでうっすら照らされてて
家具なんかがちゃんと並んでるのが見える。

“なんか普通だなぁ・・・”

思ったよりも中が明るくてキレイなのに内心ホッとして、中に入ろうとすると

‘ガツッ’

って急に腕を掴まれた。
振り向くと、一緒に来てたM君がすごい顔でこっち見てる。

『だめだ、入っちゃだめだ。』

汗のかき方が尋常じゃない。

“どうしたんだよ?”
って聞くと

『見える。家具が見える。』

って言う。

“こいつ何言ってんだ”

I君、半ば呆れ加減で無視して中に入ろうとすると


『だめだ!』

ってI君を引っ張りだして

‘バタン’

ってドアを閉めてしまったんですね。
で、I君ともう一人の友達を無理やり車に押し込んでそのまんま発進してしまったんです。

I君ワケ分かんなくて聞いたんですね。

“何なんだよ。”

って。
そしたらM君が言ったんです。

『絶対におかしい。あれは俺達を誘ってたんだ。』

そしてまた言うんです。

『なんであんなちゃんと家具が並んでるのが見えたんだよ。』

確かに誰も住んで無いにしては整いすぎてた気もしないではないけど。。。

もう一人の友達もね。
M君がそこまで怖がってるのが意味分かんなかったみたいで、言ったんですね。
気にしすぎだって。
家具だってキレイに見えたけど、月明かりでうっすら見えただけだろって。


そしたらね。
M君が大声で叫んだんです。
雨が降りしきる夜空を指差しながら。


『どこに月が出てるんだよ!!』






次の日の朝になって。
I君たちがもう一度その‘お化け屋敷’に行ってみると
建物はボロボロで、玄関のドアにはカギが掛かってたそうです。
それでね。
窓から中覗いてみても
家具なんか一切無かったんですって。。。







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コメント
この記事へのコメント
イリュージョンですな
そこまでして人を引き入れたいのはやっぱ道連れジャーってことなんですかね。

宇宙人にも使えますね、いないことを証明できてないから^^;
2007/07/05(木) 22:27 | URL | taka4 #-[ 編集]
あぁ寒い寒いっ!
今ちょうど雨だし夕暮れだしで怖くなっちゃいました。
近畿の有名な洋館ですよね・・?
どこだろう?
私は他人の感情が入って来やすいタイプだからヘンな場所には行かない様にしています。
でも好きなんですよね・・オカルト系(笑)
それから訪問&コメントありがとうございました★
2007/07/13(金) 18:42 | URL | モリゴン #-[ 編集]
Re:taka4さん
イリュージョンですね。

霊って基本寂しがり屋ですから。

そうなんです。
悪魔の証明っていうのは『存在しない事の証明』
ではなくて
『存在しない事の立証の困難さ』を
比喩的に表現した言葉なんです。
だってこの理論が通るのなら
妖怪だって宇宙人だって。
ほとんど全てのものが存在する事になっちゃいますものね。
2007/07/19(木) 01:39 | URL | ヒロシキャッツ #-[ 編集]
Re:モリゴンさん
ようこそお越し頂きました。
そしてコメントありがとうございます。
怖いって言って頂ける。
私にとって最高の褒め言葉でございます。
場所ははっきり言うとあれなんですが、大阪ととある府県の境目です。

私も怖いところには基本的に行きません。
だって何かあったらヤですから。
2007/07/19(木) 01:44 | URL | ヒロシキャッツ #-[ 編集]
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