~  “黄泉比良坂”  葦原中国(人間の住む世界)と黄泉の国(死者の世界)を繋ぐ黄泉路  ~ 
 
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‘トイレの花子さん’
学校の女子トイレの奥から三番目の個室を特定の方法でノックすると
“はぁ~い”
って返事をするおかっぱ頭で赤いスカートを履いた少女の幽霊。
もう誰もが知ってる超有名人ですよね。
学校の怪談を語る上で欠かせない存在の彼女。
実は1950年代から存在してたお話らしいんです。
元々は‘三番目の花子さん’って呼ばれてたそうで。

なんていうかトイレっていうのは広い学校の中で、個っていう周囲と断絶された空間に置かれる数少ない場所じゃないですか。
それに霊って水場に集まるって言いますし。
怪異が生まれ易い場所なんでしょうね。

もちろん居ましたよ、私の学校にも‘トイレの花子さん’が。
これは私の友人のお姉さんが教えてくれた話なんですが・・・。




―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―



友人のお姉さん曰く、
私の通ってた高校にも昔から‘トイレの花子さん’の噂はあったそうです。
旧校舎の三階の女子トイレの奥から三番目の個室。
そこに彼女が居るって噂はずっと昔からあった。
でもそれはそんな有名な話じゃ無かったらしいんですね。
ある出来事が起きるまでは。

その出来事が起きたのは私が高校に入学する数年前の事。
当時その学校に通ってたS美ちゃんって子が補習の為に放課後の学校に残ってた。
で、先生から言い渡された課題を一人でやってたんですね。
時計の針は6時を周り、外はもう暗くなり始めてる。
学校にはもう自分以外に生徒はいない。
ふとS美ちゃんトイレ行きたくなった。
で、入ってしまったんですね。
旧校舎の三階の女子トイレに。
S美ちゃん知らなかったんです、あの噂を。
だから入っちゃったんですね。

奥から三番目の個室に。

トイレ




S美ちゃんが個室に入ってしばらくすると。
誰かがトイレに入ってくる足音が聞こえてきたそうなんです。

‘あぁ,まだ誰か残ってたんだなぁ’

そんなこと思ってると

‘ギィ’

って入口付近の個室を開ける音がする。

‘入るんだなぁ’

って思ってると

‘バタン’

扉の閉まる音がして

‘カッ カッ’

って足音が聞こえてくる。

‘あれ?入んないのかな?’

S美ちゃんが不思議に思ってると
今度は入口から二番目のドアを

‘ギィ’

って開ける音がする。

『・・・こ・・・・・じゃ・・・』

女性の呟き声が聞こえる・・・?

‘バタン’

また扉の閉まる音がして
今度は入口から三番目の個室、S美ちゃんの隣の個室を開ける音が。

『ここじゃ・・無い・・・。』

呻くような女性の声が聞こえたあと

‘バタン’

扉の閉まる音が。

‘カッ・・・  カツ・・・’

ついに足音が自分の個室の前で止まった。

‘ガチャ’

ドアノブを回そうとしてる。
でもカギ閉めてるから開かない。
S美ちゃんなんだか気味悪くなって個室の中でじぃっと黙ってたんですね。
そしたら

『いるんでしょ?』

呻くような低い声。明らかに人間のモノじゃない。

『返して・・・  返してよ!!』

扉の向こう女が狂ったようにドアノブを回し始めた!
S美ちゃん怖くなって

『いやーっ!!』

って叫んだその瞬間。
バチーンって音がして照明が一斉に落ちた。
あたりは真っ暗闇。
で、急に静かになった。
怖くてドア開けることも出来ないから、
真っ暗闇のトイレの個室の中でS美ちゃんどうしょうもなくてじっと固まってた。
しばらくじいぃっと我慢してた。



5分くらいずっとそうしてたでしょうか?
個室の外からはもう何の音もしない。
S美ちゃん扉の方にそっと近寄って様子を伺ってみたんですね。
そしたら真っ暗闇の中、扉の向こうから

“ハァ・・・  ハァ・・・”

女の息遣いが聞こえてくる。

・・・いる!!
女は扉の向こうでずぅっと立ってる!!!


S美ちゃん出来るだけ扉から離れて眼つぶってガタガタ震えてた。
すると

‘ズル・・・  ズル・・・’

何かを引きずるような音がする・・・?

“眼を開けちゃいけない 眼を開けちゃいけない ”

本能的にそう感じたS美ちゃん個室の隅でずっと固まってた。


そしたら不意に顔に何かが触れたそうです。

“髪の毛・・・?”

思わずね。
S美ちゃん顔上げて眼を開けてしまったんですね。

その瞬間、S美ちゃんのすぐ目の前。

逆さにぶら下がった真っ白い女の顔があったそうです。


S美ちゃんそのまま気を失ってしまって、目が覚めた時には病院のベッドの上でした。
叫び声聞いて駆け付けた先生が、トイレで倒れてるS美ちゃんを見つけたそうです。






それからなんですって。
うちの高校で‘トイレの花子さん’の話が広まったのは。
トイレの中で待ってるワケじゃないし
“はぁ~い”って返事するような愛嬌があるワケでもない。
今思うと、ちょっと異質な花子さんな気もしますけどね。



それにしても、我が母校の花子さん。
彼女は一体何を探してたんでしょうかね?
もしかしたら今でも探し続けてるんでしょうか・・・?





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コメント
この記事へのコメント
はじめまして。
私の学校にも花子さんの噂がありました!
今学校の民俗学の授業で、都市伝説や妖怪の事をやっているので、とても面白かったです。
2007/05/01(火) 14:30 | URL | 如月アゲハ #-[ 編集]
Re:如月アゲハさん
はじめまして。
コメントありがとうございます。
面白かったって言って頂けるなんて・・・
ホント感激でございます。

アゲハさんの学校にも花子さんの噂あったんですね。
流石、花子さん。


民俗学の授業ですか。
すっごくいいですね。
河童とか天狗とかについても勉強しはるんでしょうか?
楽しそうですねぇ。
私も専攻しとけば良かったと今すごく後悔してます。
2007/05/02(水) 00:32 | URL | ヒロシキャッツ #-[ 編集]
う。
こりゃ私が通ってた小学校にもありましたね。

三階の廊下の端の女子トイレにはいって奥から順番に一番前まで個室のドアをノックすると、出るって言われてたんです。

私は気味わるくてやらなかったんですが。。
2009/03/24(火) 09:27 | URL | くるみ #WeQ15.9w[ 編集]
Re: くるみさん
コメントありがとうございます。
くるみさんの小学校にもあったんですね。

さすが、花子さんですね。
場所も世代も超えて愛され続ける彼女がなんだか素敵な存在に感じます。

ちなみに私もなかなかの怖がりなもので、自分ではあまりやりません。。。
2009/04/05(日) 22:12 | URL | hiroshicats #-[ 編集]
定番の怪談…
それは新種でしょうか…
最近は、トイレの花子さん゛だけではなく゛トイレのナツコ゛と言う者も現れましたね 一回ノックすると、足の部分を出して ドアを開けると、誰もいない という動画を見ました。
2011/09/20(火) 22:34 | URL | 真実の鏡 #-[ 編集]
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